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脊柱管狭窄症まとめTOP脊柱管狭窄症になったら?病院選びからリハビリまでの流れ入院期間

入院期間

脊柱管狭窄症の治療と入院期間について説明します。

脊柱管狭窄症の治療

脊柱管狭窄症の治療には、投薬による薬物療法・温熱や電気、手技などの理学療法・神経に直接麻酔を打つブロック注射などがありますが、これらの治療でも痛みが軽減されない重症の場合には、手術をすすめられることがあります。

手術後、絶対にしびれや痛みがとりきれるというわけではありませんし、高齢者は体力的に厳しいこともあるので、必ずしも重症の場合は手術をしなければいけないといわけではありません。

ただ上記で紹介したような他の治療法は、痛みがおさまる期間が限定的なので、手術を受けて根本的な解決を図ったほうが良いケースもあります。

身体に最も負担の少ない治療が出来るよう、しっかりと医師と相談しながらきめましょう。

手術前の流れ

手術前に検査や診断を行い、特に問題なければ手術日の前日に入院となります。

昼と夕に病院食を済ませて、21時までならば飲み水の摂取が可能です。手術前日には、お風呂に入って清潔にしておきましょう。また前日ならば普段どおりに歩いても問題ありません。21時以降は飲食を控えて、お腹の中を空っぽにしておきます。

ちなみに手術前の検査や診断とは、血液検査や尿検査が中心です。事前に外来で行う流れとなっています。他の疾患がある方の場合は、事前にかかりつけ医と相談して、手術に支障がないかどうかを診断してもらうことが必要です。

場合によっては心エコー検査も

血液検査や尿検査のほかにもレントゲン検査を行い、脊柱管に狭窄が起こっていないかを確認します。レントゲン検査後では骨以外の状態を確認するために、CT検査やMRI検査を実施。造影剤を使用する場合もあり、病院によっては心エコー検査まで行うかもしれません。ちなみに手術前に丁寧な心エコー検査を実施する病院があるのは、心疾患の有無を確認したいからです。

脊柱管狭窄症の患者には高齢の方が多く、少しでも手術のリスクを軽減させる配慮が病院側に求められます。また脳梗塞の既往や心房細動などの患者も多く、血液が固まって血栓症を起こしてしまうリスクまで、考慮しなければなりません。抗血小板薬・抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)の服用により、手術中に患者の血液がなかなか固まらず出血が持続してしまうリスクもあります。

こういったリスク管理の関係で、手術の1週間前から入院となるケースもあるため知っておきましょう。

手術当日

手術当日は朝から何も食べられません。また手術室に行く前には、全身麻酔が効きやすくなるための準備も行います。

脊柱管狭窄症の手術は、うつ伏せの姿勢で行われます。神経への圧迫をとる椎弓切除術、椎骨の異常な動きを抑える脊椎固定術など、患者の状況に合わせて手術方法を変えるのが特徴です。

手術が終わると、落ち着くまで回復室で様子を見ます。特に問題がなければ、そのまま病室に戻ります。手術を終えてから病室にもどるまで約2時間。自分で体位を変えると痛みが増すため、病室では看護師に介助してもらいましょう。さらに食事に関しては翌日になるまで食べられません。手術後は安静を必要とするため、トイレにも行けません。膀胱留置カテーテルを用いて、管から尿バッグに排尿します。

術後1~2週間で普段通りの生活に

手術後1~2週間経過すれば、普段どおりの生活を送れるでしょう。

ただし高齢者で症状が重い場合は、2週間以上の安静が必要となるケースもあります。退院後は早期の社会復帰も可能ですが、患部をよく使う仕事や筋力を必要とする仕事の場合には十分注意が必要です。

1カ月ほど安静にしてから、社会復帰を目指しましょう。

入院期間

上記の手術前日・当日の項でも記載した通り、手術の内容により入院期間は異なりますが、目安はだいたい術後1~2週間です。また手術の内容だけでなく、発症者の年齢によっても期間が異なります。若い人のほうが回復は早いので治療・入院期間は年配の人よりも短く済むようです。

逆に高齢者で症状が重い場合は2週間以上の入院が必要なケースも。

退院後は早期の社会復帰も可能ですが、患部をよく使う仕事や筋力を必要とする仕事の場合は、1カ月ほど安静にしてから復帰したほうが良いでしょう。それでは、術式の入院期間や費用目安、術式の内容について、触れていきます。

椎弓切除術

椎弓切除術とは、古くから使用されている手法です。椎弓を広範囲に切除する手術であり、圧迫された部分が大きい場合に適用されます。骨をたくさん削るため、腰痛が残ってしまう、脊椎が不安定になってしまうなど、さまざまな問題が生じます。

神経組織に圧迫を与えない代わりに、腰椎の支持性を犠牲にする手術ともいえるでしょう。他の術式よりも費用が安いのが何よりのメリットですが、近年では患者の負担が少ない術式が好まれる傾向にあります。

高額療養費制度により保険が適用される脊柱管狭窄症の手術ですが、費用をどうしても抑えたい方は椎弓切除術を希望する旨を医師に伝えましょう。

  • 入院期間:約15日から20日間
  • 手術費用:約40万円

1日目:検査

2日目:手術

3日目:手術後翌日までベットで安静に。
術後の傷跡などをチェックし、問題がなければコルセット装着。

4〜14日:リハビリ

検査で問題がなければ退院。その後は外来にて経過観察

かつては椎弓全てを取る手術が主流でしたが、最近では椎弓の一部のみを切除するにとどめて、患者さんへの負担を少なくする部分椎弓切除術が一般的です。部分椎弓切除術であれば、術後は10日ほどで退院できることも多いでしょう。手術時にかける麻酔は6〜10時間ほど持続します。手術後はしばらく下半身が麻酔により動かないでしょう。翌日までベッドの上で安静に過ごすこととなります。
手術後は、痛みが数日間続きます。また、狭窄によって神経や脊髄の圧迫が著しかった場合には、痺れや麻痺が残る場合もあるため、慎重に経過を観察します。

拡大開窓術

拡大開窓術は、狭くなった脊柱管を拡大する手法です。椎弓と靭帯組織を切除して、症状が進行しないように予防します。手術の際には、専用の顕微鏡が用いられます。腰部の皮ふを切開して、椎弓をドリルで削っていくのが一般的なやり方です。そして靭帯組織も切除して、神経膜を圧迫させないようにします。

拡大開窓術の魅力は、椎弓を丸ごと切除しない点です。神経を圧迫する椎弓の部分だけを切除するため、患者の負担も少ないとされています。現在では最も普及している術式であり、とても安全で確実な手術です。

ただし狭窄が進行してしまうと、拡大開窓術を行うのは難しいでしょう。また筋肉を剥離するため、術後に筋肉の障害を引き起こすケースも全くないわけではありません。手術成績低下の原因になるから、今後とも検討が必要な術式といえます。

  • 入院期間:約17日間
  • 手術費用:約100万円

<検査入院> 4日目間: 腰椎X線やMRI、CTなどの検査を実施。

<手術入院>
1〜3日目:術前検査
運動機能などの事前チェック
4日目:手術

5日目:48時間程度で痛みが緩和。コルセット着用。
座って食事も可能に

6〜10日:リハビリテーションと経過観察

検査で問題がなければ退院。その後は外来にて経過観察

拡大開窓術の手術時間は1時間〜2時間程度。手術入院前に、検査のために4〜5日の入院をする病院もあります。高齢の方の場合、心臓病や糖尿病など持病をお持ちの方もいるため、手術がそもそも可能かどうかをチェックします。
術後は4、5日程度でシャワーが可能に、抜糸は7日目が一般的です。検査入院と合計して約17日間の入院になる方が多いようです。

参考:「腰部脊柱管狭窄症に対する片側進入拡大開窓及び両側椎間関節内側切除及び椎間孔開放術」脊髄外科,2003 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/17/2/17_KJ00003710978/_pdf/-char/ja

棘突起縦割式椎弓切除術

棘突起縦割式椎弓切除術は、背骨の棘突起を真ん中から縦に割る手法です。筋肉を切除しないまま左右に広げて、神経を圧迫する部分の椎弓を取り除きます。拡大開窓術のデメリットである筋肉の剥離を解決した、患者の負担がより少ない術式です。特に、手術後の筋肉の痛みを感じにくいとされています。

ちなみに棘突起とは、椎骨の後ろのほうにある突き出た部分のこと。背中を触れば自分でも確認できる場所にあります。その部分を割って両側に広げるため、手術の際にも視野が広くなり成功率も高まる術式として知られています。骨が割れた部分は接合可能であり、筋肉が残っているから血流が行きわたって回復が早いのも利点です。

とはいえ、きちんと接合するまでに数カ月かかります。早期の社会復帰を試みようとすると、脊柱管狭窄症が再発する恐れがあります。

  • 入院期間:12日から2週間
  • 手術費用:約85万円

1〜2日目:術前検査
手術内容の説明

3日目:手術
手術後はベッド上で絶対安静

4日目:ベッドを30度まで起こした姿勢は可能に。横向き姿勢もOK

5〜14日:リハビリテーションと経過観察

検査で問題がなければ退院。その後は外来にて経過観察

棘突起縦割式椎弓切除術では、手術時間が短い一日雨で、膀胱に管を入れて管から排尿させるなど術後しばらくはベッド上での生活がメインとなります。基本的に歩行は手術をしてから2日目あたりからでき、排尿菅を抜いたのち、歩行器などを使って自分でトイレに行けるようになります。シャワーは術後6日ほどで可能に。傷口の抜糸は術後10日目あたりに行います。他の術式に比べて、手術後の痛みが少ない傾向にあるのが棘突起縦割式椎弓切除術の特徴です。

参考:「腰部脊柱管狭窄症に対する還納式棘突起縦割後方除圧術のalignment変化」脊髄外科,2015[PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/spinalsurg/29/1/29_47/_pdf

内視鏡手術

内視鏡手術は、直径2センチほどの円筒状の器具を椎弓まで差し込む手法です。円筒状の器具には直径3ミリほどのカメラが装着されており、モニターを見ながら手術を進めます。

画面越しで神経が圧迫された部分を見極めなければならず、さらにそのまま手術を行わなければいけないため、熟練した高度な技術が求められます。

技術力の高いやり方である分、ほかの術式に比べて入院期間が短いとされるのが特徴です。また筋肉の損傷も極力抑えられるため、術後の痛みが少ないとされています。

しかし画面越しの手術では範囲が狭まるのが欠点です。手術できるのは2椎間までであり、内視鏡手術を取り入れている病院がまだまだ少ないのが現状です。

  • 入院期間:9日間
  • 手術費用:約100万円

1〜2日目:術前検査
手術内容の説明、リハビリ計画の策定

3日目:手術
手術後はベッド上で安静に過ごす

4〜5日目:コルセットを着用し車椅子での移動、もしくは歩行が可能に
人によってはトイレ排尿も可能

5〜9日:リハビリテーションと経過観察

検査で問題がなければ退院。その後は外来にて経過観察

内視鏡手術は脊柱管狭窄症の手術の中でも退院までの期間が短い術式です。手術時間は1時間程度で、術後、手術当日は仰向け状態で安静に過ごします。翌日からコルセットを着用し、患者さんの状態によっては歩行も可能です。
入浴は手術ご4日目あたりから可能に。痛みやしびれ等の症状がないかなどを確認し、手術をしてから1週間程度で退院となります。

参考:「高齢者腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡手術50例」中部日本整形外科災害外科学会雑誌,2009
https://www.jstage.jst.go.jp/article/chubu/52/4/52_4_875/_article/-char/ja

除圧固定術

除圧固定術とは、除圧と背骨安定の両方を同時に行う手術です。除圧固定術を行うのは、腰椎すべり症により腰椎が不安定になっているケースが挙げられます。除圧の方針は、ほかの術式と同様です。神経が圧迫される部分や靭帯組織を取り除き、痛みを外科的に取り除きます。

除圧固定術の除圧方法は、椎骨の間にあるつぶれた椎間板を取り除くのが特徴。そして取り除いた部分に骨を移植して、上下の椎骨を接合します。きちんと接合されるまでの期間では、上下の椎骨をスクリューで固定しておきます。

入院期間が8日間であり、根本的な原因を取り除ける魅力的な術式ですが、内視鏡手術と同様に高度な技術が求められます。円筒状の器具を用いたり、切開せずに皮ふ越しにスクリューを入れたり、除圧固定術の中にもさまざまな術式が存在するのも特徴です。病院が除圧固定術を取り入れているのか、臨床経験豊富な医師が担当しているのか、きちんとそこまで確認しましょう。

  • 入院期間:8日間程度
  • 手術費用:約150万円

1日目:術前検査
手術内容の説明、リハビリ計画の策定

2日目:手術
手術後はベッド上で安静に過ごす

3日目:食事スタート。ベッドは30度まで起こしてOK。
介助を受ければ横向き姿勢も可能

4〜5日:コルセット着用。歩行器により歩行が可能に

6〜7日:歩行器なしの歩行リハビリをスタート

7〜8日:抜糸。術後の状態をチェック。日常動作に問題がなければ退院

除圧固定術は、比較的入院期間が短い手術方法です。手術後48時間は安静な状態を保ち、術後24時間からフットポンプをつけて肺塞栓症を予防します。48時間経てば、中には自力歩行をしてトイレに行かれる方も多く、術後の経過が良ければ8日程度で退院できます。退院後は、移植した骨がくっつくまでは1ヶ月に1度程度診察をします。コルセットも3〜6か月程度着用することとなります。

入院から退院まで

脊柱管狭窄症の手術を受けた方が、入院してから退院までどのように過ごすか一例を紹介します。

  • 1日目(手術前日)
    手術の前日から入院します。
    ほかの手術と同様に21:00以降は飲食を控えて、お腹の中を空っぽにします。
  • 2日目(手術当日)
    手術前・後は安静に過ごします。
  • 3日目
    コルセットを装着した状態で過ごし、座わることは可能に。また3食もとれるようになります。お風呂にはまだ入れません。
  • 4日目~8日目
    コルセットを装着した状態で、座位だけでなく歩行もできるようになります。
    無理して歩きすぎるのは良くないですが、早めのリハビリとして、毎日適度に歩くと良いです。
    お風呂にはまだ入れないため、濡れタオルで身体を清潔にしましょう。
  • 9日目(退院)
    通常通りの生活に戻ることができます。なかにはコルセットを外せる場合も。
    負担の少ない軽作業のみであれば、医師の判断次第で職場復帰が可能になる人もいるようです。

退院後の生活で大事なこと

退院後の生活では、「自分の身体は自分で治す」と意識するのが何よりも大事です。さらに重要視すべきは以下の4点です。

狭くなった脊柱管を広げて血流を良くする

脊柱管狭窄症の手術では、脊柱管を広げて神経の圧迫を取り除きます。いわゆる除圧を意識して治療を行うのが特徴です。退院後の生活でも、神経を圧迫させないような日常生活を送る必要があります。

たとえば血流を改善して痛みを和らげる方法。ストレッチをするだけでも、患部や全身の血流が改善されます。続けていくうちに、しびれや痛みが改善されていくでしょう。

歩くことも、痛みを和らげるポイントがあります。筋肉や神経が歩行により、酸素・エネルギーの供給を必要とします。供給のために多くの血液を流さなければなりませんが、血管が硬いと十分に行きわたりません。日常生活にウォーキングを取り入れて、しなやかな血管を維持するように心がけましょう。

歩くときには杖を使う、歩くのが大変であれば自転車を利用する、時には手押しのシルバーカーを利用するなど、個々人で日常生活にさまざまな工夫取り入れてみてください。

そして寝るときには、ひざの下にバスタオルなどを丸めて置きましょう。腰が曲がる状態のほうが、まっすぐ仰向けに寝るよりも腰が反らないので楽になります。

ほかにも、腰部コルセットを装着する方法があります。腰部を固定するだけでも血流が良くなり、痛みを抑えられるはずです。脊柱管狭窄症用の屈曲コルセットを利用すれば、さらに症状が良くなるでしょう。

崩れている身体のバランスを整える

脊柱管狭窄症を患った方の多くが、前かがみ姿勢に身体のバランスが崩れているとされています。前かがみ姿勢になると、椎体や椎間板などにかなりの負担がかかることに。肩こりに悩まされたり、腰が重いと感じたりして、結果的に脊柱管狭窄症へとつながっていくでしょう。前かがみ姿勢以外にも、重たい物を持つ、立ちっぱなしの動作が多い、座りっぱなしで作業しているなど、さまざまな原因が考えられます。

悪い姿勢や同じ動作のまま、腰に負担かけてしまわないように気をつけましょう。

崩れている身体のバランスを整えるためには、良い姿勢で、腰に負担をかけず、できるだけ動くことを意識します。また腰の反りが強くなると、狭窄部位が圧迫されて、しびれや痛みなどの症状が悪化してしまいます。ストレッチを行うだけでも身体のバランスを整えられるので、ぜひ日常生活に取り入れましょう。

また骨盤の筋肉が柔軟性を失ってしまうと、周囲の筋肉がかばうようにしてどんどん姿勢が悪くなります。脊柱管狭窄症の手術により筋肉の萎縮まで回復することはないので、自分自身で予防・改善目的のストレッチを行わなければなりません。腰回りだけでなく、太もも裏まできちんと筋肉を伸ばしましょう。

腰部の筋肉を強化する

腰椎の負担を分散させるためには、腹筋と背筋だけではなく、体幹にも注目したほうがいいです。体幹を支える部分の筋肉を深層筋(インナーマッスル)と呼び、深層筋を鍛えることで背骨をしっかりと支えられる身体となります。腰部の土台がしっかりと安定すれば、脊柱管狭窄症が悪化してしまうリスクも下げられます。

腹筋と背筋を鍛えてばかりいても、背骨のS字カーブを保持させるための筋肉を強化できません。腹筋と背筋は浅層筋(アウターマッスル)であるため、瞬間的な力を発揮する場合に役立ち、姿勢維持には向いていないとされています。腰痛を改善するためにも、体幹を鍛えましょう。

体幹を鍛えるトレーニングには、8の字スクリューがおすすめです。運動療法としても認められる方法であり、しびれや痛みの緩和も期待できます。やり方も簡単であり、フラフープの要領で腰を8の字に動かします。8の字を5回描いたら、逆方向に5回動かすのがポイント。1日3~5セットが望ましいとされています。

ちなみに脊柱管狭窄症の発症原因は、筋肉の衰えだけではありません。筋肉を強化し過ぎて、かえって症状を悪化させるケースもあります。腹筋と背筋が発達したスポーツ選手であっても、脊柱管狭窄症が起こり得ます。鍛えすぎには十分注意して、あくまでも予防・改善目的で気楽に取り組みましょう。

日常生活を見直す

最後の4点目となりますが、日常生活を見つめ直すことが大事です。退院後にすぐ新しい習慣を取り入れるのは、なかなか難しいと感じる方もいるかもしれません。

その場合、普段の日常生活を見直すだけでも脊柱管狭窄症の悪化を防げます。

たとえば、腰を反らさないことを心がけましょう。腰を反らす行為は、脊柱管狭窄症の手術後、絶対にやってはいけない日常生活動作の1つとして挙げられています。なぜならば、腰を反らすと脊柱管の隙間がますます狭まり、症状を悪化させるからです。脊柱管狭窄症とは、脊椎の中心にある脊柱管が狭くなって神経が圧迫される病気です。何気なく腰を反らすだけで、しびれや痛みが発生する恐れがあります。

前かがみにも要注意です。前かがみだと痛みが軽減されますが、身体のバランスが乱れる原因となります。筋肉が縮んでしまい、前かがみ姿勢が当たり前になっていくのです。楽な姿勢が必ずしも理想のかたちとはいえず、背骨のS字カーブを保持させる姿勢が重要となります。

ただし、ストレッチやトレーニングを自己流で行えば、症状が悪化してしまうでしょう。退院後の日常生活では、無理は禁物です。

日々無理なく血流改善できる方法は、ストレッチやトレーニングのほかにもあります。歩くときの姿勢を意識したり、脊柱管狭窄症に効果的なサプリメントを飲んだりするなど、できることから日常生活を見直しましょう。

脊柱管狭窄症手術の入院期間中にやっておくべきこと

入院期間中にやっておくべきことは、まず入院生活を乗り切るための工夫をすること、そして退院後にちゃんと社会復帰して過ごせるように準備をすること、です。手術は受けて終わりというわけではなく、手術を受けてからが患者さんにとっての勝負です。まずは術後のケアをして、再発しないような努力もしなくてはいけません。

一般的な手術なら、入院の平均期間は1週間から2週間ほど。

非固定手術か固定手術かによっても少し変わりますが、一般的な治療は非固定手術になるので、やはりおよそ1週間から2週間見ておけばいいでしょう。この時の過ごし方は退院後の生活にも影響します。

あまり無理をしない

手術を終えた後は、あまり無理をしないように入院生活を送ってください。ここで無理をしてしまうと、後で治りが悪くなったり、せっかく手術しても再発するリスクが高まる可能性もあります。また痛みと戦うのはつらいですし、再度の手術は体にも大きな負担がかかるので避けたいですよね。

少しでも早く退院したいと手術を受けてすぐに無理をして体を動かしてしまう人もいるのですが、医師や看護師の指示に従わなくてはいけません。3日目を過ぎると動けるようになることも多いとはいえ、無理して体を動かしすぎないように気を付けてください。入院中はゆったりと過ごすように心がけましょう。

長引かないようにする

入院期間の平均は1週間から最大でも2週間ほどとお話をしました。ただし、これは正常に治っていった場合の話で、状態を見ながら退院時期を決めます。中には入院生活が長引く場合もあるので気を付けてください。これも無理をしたことが原因だったり、そもそも治りが悪い体質だったりと原因はいくつかあるでしょう。長引けばその分入院にかかる費用も増えますし、何より仕事をしている人にとっては仕事に影響が出てしまうのが心配ですよね。長引かないような入院生活を送りましょう。

リハビリはしっかりと行う

入院期間中にも軽くリハビリがありますが、病院にいる間にちゃんとリハビリをしておかないと、退院をした後に体を動かすのがつらくなってしまいます。もちろん無理は禁物ですが…リハビリはサボらずしっかりと行い、少しでも退院後の生活を楽にしましょう。

入院生活に持っていくべきもの

  • アイスノン

手術を受けた後は、発熱する可能性があります。手術で傷ができていることによる発熱なのですが、やはり熱がある状態で過ごすのはつらいです。寝ているだけ…とはいえ、体のつらさは何とかしたいですよね。そこで使えるのがアイスノンです。病院で用意してもらえるものもありますが、やはり自分が使い慣れていたり使いやすいものがいい、という場合は持参がおすすめです。

  • イヤホン

これは脊柱管狭窄症手術とは少し関係ないかもしれませんが、入院期間中に必須となるアイテムとして、入院を経験した多くの人があげています。どうしてかというと、脊柱管狭窄症手術を受けた後はしばらく安静にしてなくてはいけないからです。安静にしているといっても、普段は仕事をしたり家事をしたりと生活していた人にとって、何もできない状態がとても暇に感じてしまいます。暇でも体を動かすことで埋めるわけにはいかないので、テレビを見たり音楽を聴いたりしたいですよね。ただ周りへの音漏れも配慮しなくてはいけないので、イヤホンが必須となります。

血流改善で痛みとしびれの緩和をサポート!

脊柱管狭窄症の痛みやしびれの原因は、一般の腰痛と同様に血流障害であり、クロレラ、エゾウコギ、スピルリナなどの健康成分が血流の改善をサポートすることで、「症状の緩和」だけでなく、「症状の改善」が見込めるとされています。
しかし、普段の食事から、これらの成分を摂るのは難しいので、サプリメントで摂取するのが簡単でおすすめです!

エゾウコギ

血圧・血糖値にはたらき、患部の血流をスムーズに!

クロレラ

血圧調整、血糖値コントロールで痛みを和らげる!

スピルリナ

整腸作用、血圧安定、免疫力向上も!

心当たりを確認!脊柱管狭窄症の症状と原因まとめ

病院で行われる脊柱管狭窄症の治療法とは

脊柱管狭窄症をケアするために日常できること

痛み・しびれの解消をサポートする成分とおすすめサプリメント

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