脊柱側弯症
外見上の問題だけでなく、腰痛や背部痛などの原因ともなる脊柱側弯症。まずはどのような病気なのか確認し、原因や治療法などを見ていきましょう。
脊柱側弯症とはどんな病気か
脊柱側弯症とは、何らかの原因によって背骨が左右に曲がってしまう病気のことを言います。
前後に曲がっているのではなく左右に曲がっている、という点がポイントです。湾曲に加えて、ねじれが加わる場合もあります。
症状は湾曲角度によって、軽度、中度、重度の3段階に分かれます。
症状が重くなるにつれ、腰や背中の痛み、ウエストラインや肩の左右非対称、腰の隆起などが確認されます。重症化した場合には、腰背部の痛みや心肺機能の低下が見られる場合があり、日常生活に大きな影響を及ぼします。
国内での発症率は約2%。中でも小児期の女子に多いのが特徴です。
また、小児期に発症していたにも関わらず、適切な治療を受けなかったために、中高年以降になってから深刻な持病として抱えているケースも多いようです。
様々な原因で発症する脊柱側弯症
脊柱側弯症には様々な原因があり、何を原因とするかによって、名称も細かく分かれます。
まず、脊柱側弯症は大きく分けて「機能性側弯症」と「構築性側弯症」の二つがあります。
機能性側弯症とは、背骨自体に問題のない側弯症のことを指します。椎間板ヘルニアなどの坐骨神経痛が原因で発症したものや、左右の足の長さの違いを原因としたものがこれに当たります。
背骨自体に原因があるものを構築性側弯症と言います。中でも原因不明のものを特発性側弯症と言い、脊柱側弯症患者の70%前後がこの特発性側弯症にあたります。
構築性側弯症には他に、脊髄の神経や筋肉の異常を原因とした症候性側弯症、生まれつき背骨の角度に奇形が生じて発症する先天性側弯症、加齢によって椎間板や椎間関節が変形することで発症する変性側弯症などがあります。特に変性側弯症は高齢者に多いのが特徴です。
重度の場合は矯正手術も
背骨の歪曲角度によって、症状を軽度、中度、重度と分け、それぞれに応じた治療を行います。
◆軽度
背骨の湾曲角度が25°未満の場合は、軽度とみなされます。
軽度の場合には、積極的な治療を行うことはなく、定期的にX線で様子を確認していきます。
◆中度
湾曲角度が25°以上40°未満の場合は、中度とみなされます。
中度の場合には、コルセットによる矯正治療が行われます。ただし、主にこの治療が施されるのは、まだこれから1年以上は背骨が成長すると見込まれる若い患者です。
◆重度
湾曲の角度が40°以上の場合は重度とみなされます。
重度の場合には、手術が行われることがあります。湾曲した部分を矯正した上で、器具を使い固定します。大きな手術になりますが、通常は半月ほどで退院が可能です。
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